創刊準備号NO2 「知」の生産性

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■■■「知」とIT/ビジネスへのTIPS
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情報資本主義の今を考えるコラム
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http://kinyuu-literacy.hp.infoseek.co.jp
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創刊準備号NO2 「知」の生産性
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前回はマサチューセッツ工科大学、中国の話をしました。今回はその続きです。

■「知」の生産性


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米国内でも、文系の雄、ハーバード(※1)はMITの構想に反対していると
言われています。著作権、著作権料を問題にしたのです。

これに対し、理系のMIT(※2)は「公開」による双方向での議論こそが
「知」の前進に寄与するという趣旨のコメントで応じました。

著作権を巡るコストをどう取り扱うかは別にして、情報が広く共有され、様々
なレベル、切り口で議論される事が、「知」の生産性向上に寄与することには
異論がないでしょう。
情報の共有方法として、「紙」より「インターネット」に一日の長があること
は、メルマガ読者はよくご存知のところです。

■「知」のネット戦略

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発展段階の経済成長のエンジンとして「基礎教育」が、経済の高度化、高い経
済力の維持に「高等教育」がそれぞれ重要です。
そして「高等教育」には「知」の生産性がキーファクターとなってきます。
それはキャンパスだけでなく、企業内ナレッジも含めた広い意味での「知」の
生産性です。
例えて言えば、島津製作所の田中さんをたくさん輩出しなくてはならないとい
うことです。
先進国間での経済競争は、「高等教育」の「知」の生産性向上策の競争なので
す。
「知」のネット戦略が重要です。

■問題はコンテンツだ

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但し、「公開」による「知」の生産性向上には大前提があります。
情報コンテンツの電子化です。「紙」のままでは、ネットに乗りません。

中国は大車輪で、この情報の電子化に取り組んでいる訳です。
人件費が安い中国ならではの、そして社会主義国ならではの戦略です。
日本ではなかなか真似できません。
紙から電子版を起こすのには、相応のコストがかかるからです。

この点、米国はタイプライターがあたりまえの過去の社会インフラをベースに、
パソコンが、そしてパソコンでの論文執筆、書籍執筆が早く普及してきました。
すでに、相当量の情報が電子化されています。出版業も電子化を前提にした事
業展開が始まっています。

電子化された情報コンテンツの少なさが、日本の「知」の生産性競争を不利に
することが懸念されます。
それは裏返せば、情報コンテンツを扱う事業会社にとって、情報コンテンツの
処理技術を持った会社にとって、そこに商売の機会がある、ということではな
いでしょうか。

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※1 米国マサチューセッツ州にある同国最初の大学。私立。イギリスからニ
ュー・イングランドに移住してきたピューリタンが、上陸して17年目の1636年
に、「学問を進め、これを子々孫々に不朽に残し、将来教会が無学の牧師に任
せられるようなことがあってはならない」(同大学校門に彫られている1643年
の文書)との信念のもとに設立され、最初の寄付者ジョン・ハーバードJohn
Harvard(1607—38)の名をとって、ハーバード・カレッジと名づけられた。
米国北東部にある名門の私立大学8校で構成される体育競技の連盟組織、およ
び8大学の総称=アイビーリーグのひとつ。校舎にはった「ツタの葉ivy」で
象徴され、高度な学問的実績、社会的な威信で名声がある。

※2 創刊準備号NO1参照

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