●2013年度の電子書籍市場は936億円、電子雑誌も加えた電子出版市場は1,000億円超え

【ハイライト:電子書籍『情報note』2014年7月一号】

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●2013年度の電子書籍市場は936億円、電子雑誌も加えた電子出版市場は1,000億円超え http://www.impressbm.co.jp/news/140624/ebook2014


1年前の調査報告書と比べると今回の数字は全体として2%程度上振れした数字となっている。しかしその中で、電子雑誌については前回予測より引き下げられていた。(画像出典 http://bit.ly/1sAFIxZ )

●電子雑誌読み放題サービス「dマガジン」が6月20日に開始–月額400円で http://japan.cnet.com/mobile/35049603

ジャンルは14。「週刊朝日」や「東京ウォーカー」「GQ JAPAN」「週刊東洋経済」「日経ウーマン」「dancyu」など、幅広い分野の79の雑誌記事が定額で読み放題になる。ただし、閲覧できるページ数は雑誌によって異なる。(プレス http://bit.ly/1miKdDY )

●「キャラクター」と「物語」の融合をテーマにした新レーベル「新潮文庫nex」 http://shinchobunko-nex.jp/

100周年を迎える新潮文庫から新レーベル。サイトの作りも新技法を駆使して斬新。年間50点ずつ。

●2daysサービス – 電子書籍ストア BookLive! http://booklive.jp/page/index/guide/two-days
BookLive!の新サービス。貸出と売買の中間形態。二日間だけ閲覧できる。ただし、2days版閲覧期間(48時間)+閲覧終了後7日間(168時間)に限り、通常版を通常価格よりオトクな価格(アップグレード価格)で購入することも。

●セルシスが提供する電子書籍ブラウザビューア 「BS Reader for Browser」が800を超える電子書籍配信サービスで採用 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140626/prl14062614440082-n1.htm

HTML5 技術を利用したWEBブラウザ上で動作する電子書籍ビューア。初期費用なし。成果報酬型(レベニューシェア方式)。(採用事例 http://www.bsreader.net/about/case/  )

●NextPublishingが出版社の未来を変える http://www.dotbook.jp/magazine-k/2014/06/23/next_publishing/
「一般的な出版のプロセスは、企画、執筆、編集、制作、製造、流通に分解できます。そして、(インプレスが行った)電子出版のイノベーションは、主に製造と流通に起きています。つまり、印刷・製本プロセスがなくなっている点と、流通(そして営業)がWebを舞台としている点」。「イノベーション」のポイントは、<出版のデジタル化>を実現するため取り組んだ「構造化」。すなわち、業務フローの川上から変革をなしえて初めて、出版の「イノーベ―ション」は起きる。

●パピレスプラス – TOP http://www.papy.co.jp/

ビジネス書、実用書が対象。章、記事単位の、「細かな粒度のコンテンツ」購入を可能にしたのがポイント。もちろん書籍1冊単位での購入も可能。リーディングシステムはビューワブラウザ一択で、アプリは用意されていない。また価格は10円からで、ポイントを購入して決済する形態。(プレス http://bit.ly/1qzrzwP )

●EPUB3 で旧漢字など「外字」を正確に表示できる電子書籍を発売 http://internetcom.jp/allnet/20140625/4.html

外字のバリアフリーを提唱する本を、「文字図形番号」、文字鏡SVG画像を活用することで、「EPUB3でちゃんと外字が表現できるぞ」と、kinoppyで自ら実践。

●Adobe Muse CC 2014 新機能の徹底解説 http://www.design-zero.tv/college/ebook/store/muse2014.html
映画に予告編動画があるんだったら、本にだって、が「Book Trailers」。しかし制作費が大変。その前にできることがある。本の想定ユーザーごとの「POP」、プロモーション・ページ、それが「ランディング・ページ」。簡単に作るには「MUSE」がいい。<販売のデジタル化>の一施策。

●クリエイティブコモンズにキックスターターを融合させた、電子書籍のためのプラットフォーム「Unglue.it」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39450
著書に対する一定の報酬を得ながら、オープンアクセス化によってより多くの人々に著書を届けられる、物書きにとっては一石二鳥のプラットフォーム。3つのモデルを用意。寄付モデルをベースとした「Thanks for Ungluing」、一般読者に電子書籍コンテンツとして販売し、売上総額が目標額に達したら、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で開放する「Buy to Unglue」、「作品が完成したら、必ずオープンアクセス化する」という条件で広く資金を募る「Pledge to Unglue」。有償論理と無償論理の組み合わせ。

●グループウェアを活用した1対1のコラボレーション&サポート | クリエイティブエッジ・ラボ http://www.design-zero.tv/college/ebook/store/Lab/

<販売のデジタル化>をいかに具体的に進めるかの指南書、いや伴走型ハンズオン、ワークショップ。

●Amazon.co.jp: オールタイムベスト児童文学 http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=3169175051
こういうことも、アマゾンやるんだ。図書館とも連携、そして電子化へのお誘いでもある。「オールタイムベスト児童文学に選出された100冊を紹介したKindle本『オールタイムベスト児童文学100 [Kindle版]』( http://www.amazon.co.jp/dp/B00KPK1P9K )を無料で提供」。「Amazonでサービスを開始した2000年11月1日以来、この14年間で「本」ストアにおいて蓄積された各種データ(売上数、カスタマーレビューなど)をもとにタイトルを選出」。

●学研と紀伊國屋書店による“新しい書店空間” 親子でいっしょに楽しく学べる『CURIO FACTORY』がオープン http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140623/prl14062317580114-n1.htm

紀伊國屋書店・玉川高島屋店内。「時代は“コンテンツ+リアル”」。

●サービス終了のお知らせ http://www.itmedia.co.jp/info/itmapp/onetopi_termination.html
ITメディアのキュレーションサイト「ONETOPI」終了。特損2,500万円。ONETOPIは、2009年10月より運営開始。情報をトピックごとに分類して保存・共有するキュレーションサービス。自分のキュレーションが生み出したページの閲覧数に応じてポイントがたまる仕組み。3000ポイント以上(1ポイント1円)で現金に換金。2013年6月に登録キュレーターが1万人を突破していた。(サイト ONETOPI – キュレーションサービス http://1topi.jp/ )

●ニュースアプリの利用者は1割弱、各サービスの利用者も調査 http://internetcom.jp/research/20140620/1.html
ほとんど知られていない。「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」人:15.8%、「知らない」人:76.4%。日本人はやはりエンタメが中心で、エンタメならもっと他に、キュレーション的サービスがあるから?ちなみに海外展開を目論む「グノシー」は、ニュースアプリを「知っている」、そのわずか7.8%の中でのシェアで27.3%。

●ニュースキュレーションアプリについて思っていること、いいたいこと http://ch.nicovideo.jp/kawango/blomaga/ar563147
この指摘、同感。「グノシーのテレビCMの集中投下作戦について。普通は無謀というか乱暴。結果を出すには継続的な出血プロモーションが必要だが、それをやると、この分野、ほんとレッドオーシャンになるので他サービスも含めて大変だろうな」。

●ニュースアプリのグノシーがKDDIから資金調達-海外拡大 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7CHZX6S972I01.html
エンタメが関心の中心である日本から、時事性あるニュースへのニーズがある世界へ、サービスを展開する、ということ?「アルゴリズム分析がグノシーのニュースセレクションをけん引している。編集長は持たずに、民衆が選んだニュースを偏ることなく世界に届けていきたい」。海外では米フリップボード社の「Flipboard」アプリのユーザーが既に8500万人。

●「新聞の未来は紙かデジタルか」その論争がいつの間にか斜め上の展開に http://www.huffingtonpost.jp/kazuhiro-taira/post_7853_b_5523972.html

紙重視を貫いた新聞の蹉跌を評して、「今のジャーナリズムにおける最も重要な戦いは、記事のスタイルが短文か長文か、速報重視か徹底した取材か、既存メディアかベンチャーか、といったことじゃない。最も重要なのは現実主義者とノスタルジー(懐古)主義者の戦いだ。クシュナーはノスタルジー主義者のための伝道集会を開いていたようなものだ。『インターネットなんてそんな大したことはない! デジタルの読者も離れず、ちゃんと金を払ってくれる。紙への投資はどう見てもいいビジネスだ!』」。

●NYタイムズはデジタル企業への脱皮をめざす http://www.dotbook.jp/magazine-k/2014/06/25/nytimes_executive_summary/

日本のメディア企業が向かうべき先は決まっていて、いかにしてそこへたどり着くかの競争、あるいは知恵の出しどころ、という段階にはいっている。日米で市場構造、ユーザー特性、企業風土は違う。NYT方式をそのまま持ち込めないが、まずは読んでみるべきレポート。「いかに変化していくべきか」(100頁を超える対策のレポートの英文要約として、お薦めはこれ: http://howtomakemyblog.com/nyt-innovation/ )

●約2000万人が読む政治&カルチャーメディア「PolicyMic」がリニューアルー http://media-outlines.hateblo.jp/entry/2014/06/22/140211

「いいね」が換金されるみたいな仕組み?しかも、それが公共圏とだぶった構造(ロジカル世界)になっていた。それが今度はエンタメ世界と融合。(Why We Changed Our Name to Mic – Mic http://bit.ly/1m2q3hi )

●出版デジタル機構 新役員体制に関するお知らせ http://www.pubridge.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/20140624_pubridge_press-release_011.pdf
出版デジタル機構から、植村さんや野間さん、相賀さんが去る。有斐閣の江草さんが新取締役に。

●日本よりもベトナムのほうがギャラが高い?東京国際ブックフェアの6年間に見る構造変化 http://diamond.jp/articles/-/55083
斬新な指摘。ベトナムから見た、東京国際ブックフェアの構造的変化。「「海外に仕事を発注したい」から「海外の仕事を受注したい」への逆転」。

●ウェブで試し読み、iOSで書籍も閲覧可能に–ソニーReader Storeがサービスを強化 http://japan.cnet.com/news/service/35049964/
PCにも対応。

●Amazon Fireスマフォのすべて、クラウド戦線、Adobeサービス化など―US記事まとめ http://jp.techcrunch.com/2014/06/24/thisweek/

「プライム会員のためのスマートフォン」。また、「Amazonストアの利用の拡大のための「お買い物端末」。

 


※上記は、『情報note|知のパラダイムシフト』の一部を公開しているものです。


デジタルが社会を根こそぎ変えていくSF的近未来。

仕事も、教育も、日々の生活も。

Are you ready?

知こそ力。

今起きている変化をお伝えする、クリッピング・キットです。


目次:

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ
B:暮らしと職場の風景を変えていく(個人の意思決定と情報社会)
C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)
D:<学習・教育のデジタル化>と<脳と身体の生態史観>
E:tips 他(原則コメントは付さず、クリッピングだけしています)


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