セミナー備忘録:「ベンチャー=仕事一筋!!」はもう古?!(6)

7.仕事や時間に対する、新しい価値観

職業に貴賤はない。そこから一歩踏み出して、「対価が支払われる仕事」と「支払われない仕事」、どちらにも「価値」があると気づくこと、価値観の転換が重要ではないだろうか。

後輩へのアドバイスはありますか?

佐藤:「家族と家庭あっての人生だ」っていうことですよね。育休は、40年とか働く中で、5ヶ月育休をとっても、働く時間の1%以下なんですよね。そこで、自分は、家事をする、育児をするといった、家族と仲良く過ごすための土台としてのスキルを身につけることが出来ました。部下には「いい機会なので積極的に取ろう。仕事と家族にもっと向き合えるようになるよ」、と言いたいです。

 

そして「働き方」先進国では、日本の企業からすると耳を疑うような制度事例がある。

たとえば北欧企業、エリクソンではチームリーダー(課長)とメンバーとの相談で、働き方を自由に決めることができる。ダイバーシティが共通価値になっているといえる。

また自社と競合しないという条件を付して、上長の許可が得られれば1年間起業のために休職することを認めてもいる。

さらにフィンランドには「交代休暇制度」がある。これは復職前提の長期休暇制度。勤続10年以上の従業員には休職の間、給与の60%が国から支給されるため、企業のコスト負担はない。ただし、企業は休職した社員の穴埋めとして無職者を必ず雇用しなければならない。(北欧流「時間価値」の創造 http://www.works-i.com/pdf/w121-toku1.pdf)

 

現在、日本の人事制度、就業環境はダッチロール状態にあると言える。その打開には「企業の中の人事制度」と「社会制度施策群」と「個々人の価値観」の間で、整合性を保ちながら変化していく必要がある。北欧の状態に一足飛びにはいけない。

日本の場合まずは、「仕事の価値観の転換」、それに公私の「時間」を労使双方が尊重する「新しい公私混同の形」についての、社会的認知が重要な気がする。

 

前のページ(5) 6.新しい「公私混同」の在り方


◆関連クリップ

●北欧流「時間価値」の創造 http://www.works-i.com/pdf/w121-toku1.pdf

●グーグル創業者が語る働き方の未来 「もう必死に働かなくて良いんじゃない?」 https://societyzero.wordpress.com/2014/07/25/00-33/#10

●増補版・高校生のための進路決定ガイダンス ― 学歴と収入との関係に https://societyzero.wordpress.com/2014/08/01/00-42/#4

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