ブロックチェーン|EdTechPedia

ブロックチェーンとは

誰もが使える分散型台帳。台帳とは「取引を記録するもの」で、これ(取引の記録)が「分散型」で行われるとは「コンピューターのネットワーク上で、取引データが管理される」こと。
裏を返すと取引記録が(リアル世界で)一冊の台帳に書き込み、記入され、保管されたり、(ネット世界で)ひとつのサーバーに取引データが書き込み、記入され、保管される、のではない方法論、それを実現する技術群のことが、ブロックチェーンと呼ばれているものである。

一方たとえば普通の銀行の台帳(預金通帳)は、銀行と預金者しか使えない。しかしブロックチェーンの台帳は、誰でも使うことができる。インターネットに繋がっていれば世界中どこからでも使えるという特徴を持っている。

(ブロックチェーンの仕組み 〜初心者のためのわかりやすい解説〜 http://gaiax-blockchain.com/blockchain-first-book)

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1.注目される理由

取引データの管理には、データが無くならない(台帳の紛失・喪失/サーバーからの削除・サーバーそのものの破損)ことと、改竄されない(台帳の内容を変える/サーバーのデータを書き換える)こと、このふたつが重要だ。

3.11の震災以降、クラウドの利用が急速に進んだ。それはサーバーにデータを格納していたはずが、サーバーが被災することでデータが失われる事例が頻出。固有・特定のコンピュータ(サーバー)にデータを保存するリスクが認識され、分散処理されるクラウドの利点が注目されたからだった。

しかしここ数年、セキュリティの問題が次の課題として急浮上した。ハッキングによるデータ流出やシステムダウンの事例が相次いだ。この点ブロックチェーンは、インターネット上の複数のコンピューターで取引の記録を互いに共有し、検証し合いながら正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する仕組みに最大の特徴がある。

具体的には、仮にひとつのコンピュータで取引データを改竄されても、他のコンピューターとの多数決によって正しい取引データが選ばれる仕組みがあり、この仕組みでセキュリティが保たれる。そして「誰でも使える」ことからこの仕組みが成立する点も重要なポイント。

ちなみにブロックチェーンの名称は、取引情報の履歴が鎖状につながれていることに由来する。

2.構成している技術群

ブロックチェーンは技術群に付与された名称。すなわち、「P2Pネットワーク」や「コンセンサスアルゴリズム」「スマートコントラクト」「偽造防止・暗号化技術」といった複数の技術の組み合わせで実現されている。

(ブロックチェーンの仕組み|NTTデータ http://www.nttdata.com/jp/ja/services/sp/blockchain/mechanism/)

■P2Pネットワーク

P2Pネットワークとは、固有・特定のサーバに依存せず、コンピュータ機器同士が対等な立場で直接通信を行うネットワークの形態のこと。P2PはPeer to Peerの略。

P2Pはクライアント-サーバー型のシステムに比べ、特定のコンピューター(サーバー)に対する通信負荷が軽減され、ネットワークを効率的に使用できるというメリットがある。また、通信を行っているもの同士の匿名性もある程度確保しやすい。

(ブロックチェーン技術を利⽤したサービスに
関する国内外動向調査 http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160428003/20160428003-1.pdf

■コンセンサスアルゴリズム

非中央集権的で、誰が参加しているかわからないP2Pネットワークにおいて、取引の合意形成を可能にするのが、コンセンサス・アルゴリズム。とりわけ仮にひとつのコンピュータで取引データを改竄されても、他のコンピューターとの多数決によって正しい取引データが選ばれる、その仕組みのこと。

コンセンサスアルゴリズムにはビットコイン等に用いられるProof of Work(PoW)の他、いくつかの方法がある。

■スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、執行条件と契約内容を事前に定義しておき、条件に合致したイベントが発生すると自動執行する仕組み。

これは自動販売機で説明ができる。自動販売機では、「利用者が必要な金額を投入する」、「特定の飲料のボタンを押す」の二つの契約条件が満たされた場合にのみ、自動的に「特定の飲料を利用者に提供する」という契約が実行される。

つまりスマートコントラクトとは契約の自動化であり、契約の条件確認や履行までを自動的に実行させることだ。

3.革新性のポイント=脱中央集権/脱所有

ブロックチェーンのアイデアはもともと2008年にSatoshi Nakamoto氏が発表した論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」に登場、出自は金融の領域にあるのだが、脱中央集権/脱所有の視点から、この技術への期待は金融を超えて広がっている。

そもそも技術は、技術そのものに価値がある訳ではなく、それを受け入れる社会のニーズや関心、期待とセットにならないと、社会的なインパクトを生まない。

Bitcoinが仮に規制強化からしりすぼみになるようなことがあっても、ブロックチェーンのアイデアは社会を変革していくエンジンになる可能性を秘めている。その証拠に、音楽、出版、教育、旅行、ヘルスケア、自動車、エネルギー、さらには政治をも変えていくのでは、という議論が出てきている、つまり期待が寄せられているのだ。

((2/2) ブロックチェーンの仕組みをわかりやすく解説  https://www.sbbit.jp/article/cont1/34324?page=2#head6)


■関連URL

・ブロックチェーンの仕組み|NTTデータ http://www.nttdata.com/jp/ja/services/sp/blockchain/mechanism/

・5分でわかるブロックチェーンの基本的な仕組み http://www.slideshare.net/cookle/5-58379474

・ブロックチェーン技術の基本と応用の可能性 http://www.slideshare.net/ks91020/ss-58535780

・ブロックチェーンの仕組み 〜初心者のためのわかりやすい解説〜 http://gaiax-blockchain.com/blockchain-first-book

電子書籍は「所有」できるか──ブロックチェーンによる実験的出版が投じた哲学的な問い|WIRED.jp http://wired.jp/2017/04/25/digital-book-destroy-sharing/

「出版界のAmazon」目指す 著者と読者つなぐ出版プラットフォーム「Publica」  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/25/news021.html

・ブロックチェーンが変える音楽と所有の関係:連載「音楽の未来をつくる人」#3|WIRED.jp https://wired.jp/series/future-music-makers/03_dotbc/

・シミュレーション:ブロックチェーンの適用で、これからの出張や旅行はこう変わる http://thebridge.jp/2017/04/travelling-in-a-blockchain-enabled-world

ソニー子会社:教育に「ブロックチェーン」学習記録を共有 http://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/020/090000c

・ブロックチェーン世代が語るこれからの「政治」 —— 仮想通貨によって国家の役割は小さくなる | BUSINESS INSIDER JAPAN https://www.businessinsider.jp/post-105950

・『信用の新世紀 』ブロックチェーン後の未来にやってくるのは、物々交換の時代 – HONZ http://honz.jp/articles/-/44577

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