「ピア」の力、あるいは「World Cafe」方式~セミナー備忘録:第六回「働き方と組織の未来」ダイアローグセッション。(下)

5.「会社を生きる」から「社会を生きる」へ

本田由紀氏は『社会を結びなおす』で、「新しい社会モデル」の必要性を訴えている。そこで「社会」と言っているのはただし、「仕事、家族、教育」、この3つの関係の束のこと。その新しいモデルが必要だ、と。

『社会を結びなおす』

20世紀型のモデルで、この21世紀、社会を維持していくことはむずかしい。「失われた○○年」の混迷は、噴出する諸問題を「menbership」をコアにした古いモデルをそのままに議論しているからだ。

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「ピア」の力、あるいは「World Cafe」方式~セミナー備忘録:第六回「働き方と組織の未来」ダイアローグセッション。(上)

(この「セミナー備忘録」は例によって、「議事録」ではありません、あらかじめお断りしておきます)

1.はじめに

ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京の石川貴志さんは、その名の通り、貴い志の持ち主。自身で「働き方と組織の未来」というワークショップを運営している。活動ぶりのひとつの実証として、facebookは実に2481人(2014年8月24日現在)の方々が「友達」に名を連ねている。

その第六回の「ダイアローグセッション」、8月18日のセミナーに参加した。

内容もさることながら今回特に、「World Cafe」方式に興味がわいた。

実はfacebookで橋本大也さんが、スティーブン ジョンソン氏の『ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法』へのコメントをしていて、その内容から「World Cafe」を連想した。

「ピア」というのは、互いに相手から敬意と評価を得たいと思う対等な関係にある「仲間」である。 (P47)
(『ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法』)

そのことを書いてみたい。

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