●パラダイム転換の現実―何が変わり、何が変わらないのか

【ハイライト:電子書籍『情報note』2014年10月二号】

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●パラダイム転換の現実―何が変わり、何が変わらないのか―② http://www.yhmf.jp/pdf/activity/adstudies/vol_49_01_01.pdf

新しいから良い、という価値観がフェードアウトしつつあるか。「最新の機能を持たせなくても、むしろ消費者がどういう機能を欲しているのかを見つけ、必要最小限の機能とそれに見合った値段さえつけておけば十分ニーズに応えら」るように。また「ある特定の時点でのニーズを拾い上げて製品コンセプト化するのではなく、ニーズ情報の切れ端を定常的に汲み上げ、それらを基にいくつも仮説を組み立て、さらに修正してゆくといったコンセプト開発の仕組みを持つ」ことが大事に。

続きを読む

○「もはや計画は不要になった」 MITメディアラボ・伊藤穰一氏が語る、”インターネット後の世界”と”新しい原理”

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

○「もはや計画は不要になった」 MITメディアラボ・伊藤穰一氏が語る、”インターネット後の世界”と”新しい原理” http://logmi.jp/17817


20世紀、人々は「未来」を目指して、生きてきた。ところが21世紀、私たちは「now-ist」、今を生きることができるようになった。AI(after internet)の21世紀は、BI(before internet)の20世紀と異なり、「新しい原理」が働く社会となったからだ。「新しい原理」とは、「活用せよ、さもなくば死あるのみ(Deploy or Die)」、「学びは教育を超える(Learning over Education)」、「コンパスは地図を超える(Compass over Maps)」。デジタル化とネットが社会と経済を根こそぎ変えていく時代に、私たちはいる。

続きを読む

●『21世紀の資本論』が問う、中間層への警告

 

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●『21世紀の資本論』が問う、中間層への警告 http://toyokeizai.net/articles/-/43050

彼は、こう言っている。「私の主張を裏付ける端的な例は、日本社会だ」(週間東洋経済:2014.7.26 P.32)。「誰もが成長を実感し、ささやかながらも豊かさを享受できた社会。それがすでに過去のものというのは、現代に生きる日本人の実感といっても、いいのではないか。好景気を実感するよりも、人生という長いレースで貧困側に転落しないか、その不安におののいている人のほうが多いのではないだろうか」。

★”Capital in the 21st century – Thomas Piketty http://piketty.pse.ens.fr/files/Piketty2014Capital21c.pdf
「『21世紀の資本論』が問う、中間層への警告」で、いま話題のピケティ。彼の米国でのプレゼン資料。著書をささえる豊富なデータが開示されている。

続きを読む

「シンギュラリティ」という単語を目にすることが増えるかもしれません。

【ハイライト:電子書籍『情報note』】

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が「ロボット白書」を公開しました(●社会問題をロボット技術で解決:NEDOが「ロボット白書」発行)。

最大の特徴は「公共」の視座からまとめられていること。ロボットおよび関連する技術をまとめただけのデータ集ではない点。「ロボット技術をいかに社会問題の解決に導入していくか」をテーマにしています。

そこで「サービス主導」型の発想の重要性が唱えられているのは、だから当然のなりゆきです。脱モノづくり発想。

Raas(Robot as a Service)、ですかね。

続きを読む

●「機械 VS 人間」か「機械と人間」か

【ハイライト:電子書籍『情報note』2014年7月三号】

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●「機械 VS 人間」か「機械と人間」か http://kcszk.com/blog/archives/6486
人間のやること、できることをなぞる機械から、考えること、さらには考えきれないことを実現する機械へ進化しつつある現代。「不気味の谷(機械が人間に似てくるときに、あるところから化け物のように不気味と感じる現象のこと)」を超えて、機械と人間は共存していけるか。

続きを読む

●Microsoft、Azure MLを発表―クラウドベースの機械学習プラットフォームは未来を予測する

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●Microsoft、Azure MLを発表―クラウドベースの機械学習プラットフォームは未来を予測する http://jp.techcrunch.com/2014/06/17/20140616microsoft-announces-azure-ml-cloud-based-machine-learning-platform-that-can-predict-future-events/
クラウド上でビッグデータを利用することにより、単に過去を分析するのではなく、将来の事象を予測するアプリやAPIを作ることができる。「機械学習」がポイント。「ビッグデータを分析してパターンを発見し、製品の需要や病気の流行を予測したり、エレベーターが故障する前にメンテナンスが必要だと教えたりする」。

続きを読む

●自分勝手な人は、世の中の役に立っている!? 「わがままの社会的効用」が実現するフリーミアムビジネス|ソーシャルメディア進化論2014

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●自分勝手な人は、世の中の役に立っている!? 「わがままの社会的効用」が実現するフリーミアムビジネス|ソーシャルメディア進化論2014
http://diamond.jp/articles/-/53746
お金さえ渡せば、それ以上の厄介な関係に煩わされない、というメリット(とそれをメリットと感じる価値観)の上に資本主義が滑るように走っていったのが、「近代」。所有権制度とその貨幣を媒介にした交換経済。しかし、売買を活発化した反面、人と人との関係性は希薄になっていった」、これはマーケティング的に表現すると誰が買ったかがわかりづらい仕組みの上に、経済が栄えてきた、ということ。しかし時代は、そういいった排他的な「俺のモノ」の線引きをそれほどぎりぎりやらなくてもよい段階、いやむしろ「共用」「共有」した方jがメリットになるステージへ差し掛かってきている。【國領二郎氏×武田隆氏対談 2】

続きを読む

●ガートナー、2014年以降の日本企業のITインフラストラクチャの将来に向けた展望を発表

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・制度論と技術文化論)

●ガートナー、2014年以降の日本企業のITインフラストラクチャの将来に向けた展望を発表 http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20140417-01.html
製造工程の他、農産物や物流、金融商品、公共サービス、エネルギー、教育、医療やヘルスケアなどのさまざまなビジネスが変化する可能性について言及。「企業のIT部門は、テクノロジの変化を的確にとらえ、これから起こり得る動きをけん引する役割を担うことが重要」と提言。

●もう『ロボット大国日本』が幻だと思う3つの理由
http://d.hatena.ne.jp/ta26/20140429
「鉄腕アトム」などロボットへの親近感ゆえ、客観的に、たとえば人間工学的にとか、ビジネスモデルとして成立するか、といった領域に日本では「倫理」の視座を持ち込むことが難しい、という指摘。

●人工知能(AI)が切り開く「情報革命」

クリックして140325.pdfにアクセス

「データ通信は、機械を繋げるという意味でM2M、オンラインとオフラインを繋げると言う意味で O2O、などと呼ばれる。AI はモニタリングの結果を統計処理(ビッグデータ)して正常、異常、異常の予知、を判定する」。アイデアは昔からあったが、具体化に道筋をつけたのは、「ベイズ理論」。

●インターネットは書籍を食い荒らすのか『ペナンブラ氏の24時間書店』
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140423/E1398186400908.html
10年前に夢想された世界に、いま私たちはいる。「EPIC2014」というムービーの世界観を小説にするとこんな風になる、という内容の書評。「2014年3月9日にスタートした動的ニュース生成サービス「EPIC」をご存じだろうか?仕掛けたのは、グーグルとアマゾンが合併した企業「グーグルゾン」。EPICは、グーグルの情報収集力とアマゾンの顧客情報と巨大商業インフラを駆使したニュース配信サービスだ。コンピュータアルゴリズム自身が、ネット上で集めた情報ソースから事実やテキストを抽出し、それらを再構成することで、パーソナライズした記事を配信する。大雑把に言えば「コンピュータ自身があなた個人に向けてニュースを書く」」。

●バイラルサイト Upworthy(アップワーシー)を深く知るための必読本『閉じこもるインターネット』
http://www.socialcompany.org/2014/04/23/upworthy_filterbubble_sxsw/
Facebook, Google, Amazonなどを当たり前のように多くの人が使うようになり、知らず知らずのうちにインターネットを通じて出会うコンテンツが「最適化」され、自分が普段接するニュース、情報、考え方がどんどん偏狭なものになっているという危険性について。

●ソーシャルメディアの未来の形は「モバイル種族」
http://ascii.jp/elem/000/000/889/889338/
「我々は人との相互作用を切望している。これは、お互いに繋がっていたい、意思を伝えあいたいという人間としての基本的な欲求だ。ソーシャルメディアとしての根底は変わらないが、構成メンバーは各種族の特色によって個別のグループ、活動、文化、イデオロギーに分類される傾向にある」。このトレンドが産みだしたもの、「新たな時代精神」、それが「モバイル種族」。

●著作権法がソーシャルメディアを殺す
http://www.i-ise.com/jp/column/salon_2014/salon_201404.html
日米で対照的でその後の新サービスに大きな影響を与えた判決。「アメリカではソニー事件といわれる、映画会社がVTRを開発販売したソニーアメリカを著作権侵害で訴えた事件があった。最高裁は、ユーザーは後で視聴(タイムシフト)するために録画するのだからフェアユースであり、ソニーが著作権侵害に加担したとはいえない、との判断を下した」「一方、日本ではクラブキャッツアイ事件というのがあった。カラオケ店で日本音楽著作権協会(JASRAC)に使用料を払わずに客に唄わせていた。著作権侵害しているのは客だが、場を提供している店主をJASRACが訴えた。最高裁は、客の歌唱を管理し、利益を得ているのは店主が歌っているのと同じとの判断で、店主に責任を負わせた」。個人がした責任を会社になすりつけたか、どうかの違いが、その後のネット関連事業会社の発想を規定したのは言うまでもない。

●改正著作権法の施行状況等に関する調査研究報告書

クリックしてh25_12_hokokusho.pdfにアクセス

平成 24 年 10 月に施行された違法ダウンロードの刑事罰化について、どれくらい認識されているか、知っているかを調べた。

●著作権法の一部を改正する法律案の概要

クリックして1345237_01_1.pdfにアクセス

改正著作権法が4月25日の参議院本会議で可決され、成立した。電子書籍にも「出版権」を認め、出版社が「海賊版」の差し止めを請求できるようにした。また契約を取り交わした以上、六か月以内に、「刊行」「電子配信」する義務も。改正著作権法は2015年1月1日から施行される。

●緊デジ、私的な総括
http://www.pot.co.jp/default/20140501_150904493933661.html
「東京などの会社も、東北の会社に外注を依頼したり(売上が生まれる)、東北にある事業所に制作ラインをつくったりした(人員を増やす、雇用を生む)」。こういう形で、「東北にお金が流れていくようにすることは、基本的には成功した、というのが僕の総括だ。僕の概算だけれど、10数億円程度のお金が流れていった」。これが「中の人」、沢辺さんの推定。

 

●ANA、IT技術を導入して働き方とコスト構造改革を推進

 

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生活/生命/人生)
環境、ケア、家族、地域、仕事、消費、教育、社会保障、時間など

●ANA、IT技術を導入して働き方とコスト構造改革を推進
http://response.jp/article/2014/04/24/221955.html
新たな音声基盤導入により、「通話料の抑制」や、「更新コスト抑制」といった効果に加え、「スマートフォンの活用により組織変更や事業所移転・レイアウト変更にかかるコストの低減が図れる。同時に、外出先でも外線・内線での通話ができるなどのモビリティ性が向上する。「場所に囚われない新しい働き方」の実現を加速させる」。

続きを読む